シリコンバレーから将棋を観る―羽生善治と現代

梅田望夫さんの渾身の一冊だと思うな。2009年作
     

こっちは、対話形式で観戦記+その後のインタビューという感じ。
棋譜がほとんど出てこないので、棋士ってどんな感じの人?
というのが感じ取りやすい一冊。
現代将棋が、いかに間口が広がり自由度があがったか
というのが、ひしひしと伝わってきます。

パリでの観戦記、正しいことが正しく行われている街でというのが刺さったなぁ。
時々、思い返す。

文章が相変わらず丁寧で、単語一つ一つが洗練されてるのが素晴らしい。
言葉の使い方で、日本語はこうも綺麗になるのかと
何度読み返しても思う、良質な文章です。