大局観 自分と闘って負けない心 羽生義治

羽生さんの本を見当たる限り読んだんで、順次書評を。
将棋を通して、事を成すために必要な姿勢について書いた一冊。
     
考えかたの3パターン
直感・読み・大局観
それぞれを裏打ちするために、とにかく練習。
モチベーションを高く、質を高める。

深い集中をするために、一気に深くはもぐれないので助走期間を用意する。
実戦では、時間が限られているので
深く考えるのと、上手く見切るのを天秤にかけて時間を使う。

集中力のつけ方
1.何も考えない時間を持つ
2.1つのことをじっくり考えることに慣れる
3.時間と手間のかかることに取り組む


ミスは必ずある、悔やまず忘れる。

情報と知識の洪水
ネットで棋譜が検索できる時代になり、情報に誰でもアクセスできる。
自分色のフィルターをかけて、たくさん見て捨てていく
後で必要になったら拾いにいく。
課題は、機会が平等に与えられ各人の研究が進んだが、研究成果が表に出にくくなってしまったこと。


なんだか、将棋本なのにライフハック系の本みたいなノリでした。
深く考えて、新しい一手を創造するってのは、研究者でありクリエータでなければいけないんだなぁ。