頭脳勝負―将棋の世界 渡辺 明

渡辺竜王の2007年の著。
     
将棋初心者でも読めるように、気を使って書いてますねぇ。

気の持ちようを選択式にオプションを持っているところが面白いです。

2日間で1局の長丁場で、どんなふうに集中力を割り振ってるかのパターン
・100%集中して3通りよむ
・集中力を落として3通りよむい
・1つに絞る
・何も考えない

不味い展開のときに、どんな気の持ちようで挑むかとか
・冷静になる
・気合でいく

気持ちをコントロールするために、
客観して、自分の気持ちに飲まれないように、
自分の気持ちを持ち上げてくってのが上手。
さすがプロの勝負士。


あとは、スポーツを見るように将棋もってのが新しい感覚でよかった。
ルールさえ分かっていれば、プロ野球を見るように、
外野で野次飛ばしながら、解説聞きながら気楽に楽しめばいいんですね。
代表的な棋士のキャラ紹介もあって、親近感をもって将棋を今後見ていけそう。